卒園式の感動する謝辞のポイント|泣かせる挨拶をしたい人への例文!

卒園式の謝辞で感動を伝える例文を考えてみましょう。お子さんを最初に幼稚園に送り出した日のことを覚えているでしょうか。それまでずっと手元に抱えるように育ててきたお子さんを幼稚園に送り出した日です。

年少さんならそれから3年で卒園式を迎えることになります。その3年間を振り返ってみていかがでしょうか。幼児の成長は早いもので、たった3年とはいえ体の大きさも体の動きも、そして口から出る言葉も手で描く絵や文字も、ずいぶん成長したことと思います。そのようなお子さんの成長を振りかえってみて、謝辞のなかでその感動を伝えましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

謝辞で感動するポイントとは?

時間は止まることなく連続しているのですが、過去に過ぎ去った時間を振り返ってみると感動のポイントとなる思い出は文字通り「ポイント」、つまり点として点在しているように思われます。初登園の日のことがなんと言ってもそのポイントの出発点です。それから、季節に合わせて親も参加するさまざまな幼稚園の行事がありました。

お泊まり保育そのものは残念ながら一緒に体験することはできませんが、お子さんが家にいないことで別の意味で体験を共有することになりました。

それから卒園したあとの子供の未来はどうなるのか、過去を振り返ったときの感動とはまた別の感動のポイントです。
このようなことを3分程度でうまくまとめてみてください。

初登園

初登園の日から今日に到るまで、あの日に感じた不安から元気に成長した子供の姿が目に浮かびます。あのときに握ったわが子の小さな手の感触は、きっと今でも残っていることでしょう。子供はなかなか手を離さないで、母親と別れるのを嫌がっていました。

そのために、「行きたくない」と言って泣くこともあったと思いますし、逆に必死で泣くのを我慢していたかもしれません。不安なのはこれから一人で幼稚園に行く子供ばかりではなく、これまでオムツ換えから始まってずっと子育てをしてきた親も不安でした。

祭事行事の思い出

幼稚園では季節に合わせてさまざまな行事があり、親子でその行事に参加するということもありましたが、お泊り保育は子供を幼稚園に預けなくてはなりません。一晩中、今どうしているかと不安で心配したことでしょう。もちろん、お子さん自身も不安だったかもしれませんが、友達といっしょのお泊まり保育ですから、親が心配するほどのことはなく、大きかったのはやはり親の不安です。

不安になると、その不安の種は次々に大きくなります。お泊まり保育といっても、いつもと違う場所でちゃんと寝られたかどうか、いつもは親のそばで自由に寝ているのに、今日は何人もの友達といっしょだから仲良くできたかどうか、もしかしたら帰りたいと泣いているのではないか、不安の種は尽きません。

しかし、お泊まり保育から帰ってきたお子さんを見てどうだったでしょうか。一晩で何か大きな成長があったのではないでしょうか。夏にはプールに入ったり、七夕では笹の葉に願い事を書いたしおりをつけたりしました。

お遊戯会ではみんなといっしょに歌ったり踊ったり、劇をやったりしました。運動会では一生懸命走りましたが、そのほかに玉入れなど子供たちだけのイベントのほか、親子でいっしょに運動場を駆け回るものもありました。

豆まきでは、子供たちがつくった鬼の面をかぶり、子供たちが投げる豆に逃げ回りました。時間は決して止まることはありませんが、あなたの心に消すことのできない思い出をいくつも残したことでしょう。3分間程度の謝辞でそれをうまくまとめるのは難しいですが、アルバムの写真を整理するようにやってみてください。

子供の未来

過去を振り返るのも大事ですし、われわれが生きているのはまさにこの現在という瞬間です。しかしそれはこれから先どうなっていくかまったくわからない未来があってのことです。

大切なのはこの未来をどう生きていくかです。未来にはいいことばかりではなく、いろいろ苦しいことや大変なことも待ち受けています。卒園する子供たちが園での経験によってそれらの困難に立ち向かい乗り切ることを、謝辞で付け加えてください。

入れるべきフレーズ

謝辞のメインになるのがちょうどこの思い出を語る部分です。入れるべきフレーズとしては。「不安な顔」、「泣いていた」、「泣くのを我慢」、「手を離さない」というようなものがあります。

感動する例文

それでは、例文を考えてみましょう。

「さて、思い返してみますと入園式の日、期待に胸をはずませながらも、これからどうなるのかという不安で私の手を握って離さないわが子の不安な顔が、今でも鮮やかに目に浮かんできます。泣きそうになるのを必死でこらえていた様子を思い返してみると、今は私が涙をこらえなくてはなりません。

初めてのお泊まり保育に送り出したとき、家に帰りたいと言って泣くのではないか、いつも私のそばで寝ているのに今夜は私がいないからよく眠れないのではないかと、心配ばかりが先走ってしまいました。

しかし、お泊まり保育から帰ってきたわが子を見ると、そんな心配が一気に吹き飛んで、たった一晩で大きく成長したわが子に驚くばかりでした。園の先生方の手厚い配慮のおかげだと今さらながら感謝に堪えません。

七夕のときには、願い事を書いたしおりを笹の葉につけましたが、ようやく書けるようになった字を一生懸命書いていました。運動会では、もともと走るのが苦手だったわが子でしたが、たとえビリになっても最後まで一生懸命走った姿、そしてそれをゴールのところで見守り受け取ってくださった先生方の愛情、それは大切な一生の思い出になっています。

豆まきのときには、自分が作った鬼の面をお父さんにかぶらせて、その鬼に必死で豆を投げていた様子を思い返してみると、ふだんは仕事の関係であまり子供と接する機会のない夫の喜ぶ顔が、鬼の面を通して見えてきます。
まだまだ思い出は尽きません。」
このほかにも、思い出のシーンとそのときの感動とを工夫して付け加えてみてください。ただし、謝辞全体を5分以内におさめるために、この思い出の部分は3分程度にまとめてください。

謝辞の構成

謝辞の構成は、自己紹介から始めて、時候の挨拶をしたあと、まず来賓へのお礼を述べます。次に思い出の部分があり、そのあと園へのお礼と子供の未来を述べて謝辞を締めてください。最後に卒園式の日付とあなたの氏名を忘れないでください。

そもそも謝辞って?

謝辞はお世話になった方々へのお礼の言葉なのですが、お礼の言葉を述べるにあたって数々の貴重な思い出を語ります。それによってあなた自身のそのときの感動を再現するのですから、謝辞とは感動の再現とも言えます。

保護者代表を受けるべき?

わが国では謙譲の美徳というものがあります。保護者代表になってくださらないかと打診があったとき、この美徳によれば「私なんか……」とお断りするのがいいということになりかねませんが、自分のためにも園のためにも、何よりもわが子のためにその申し出を受けてください。そのかわり、他の保護者たちの代表としての自覚と責任をもってきちんと謝辞を述べる必要があります。

まとめ

月日の経つのは早いもので、お子さんはもう幼稚園を卒園します。これから先、小学校、中学校、高校と卒業の機会は次々に訪れますが、幼稚園はその最初です。「最初が難しい」ということわざがありますが、その難しさを克服したときにはより大きな感動がわき起こってきます。

卒園式の謝辞で感動を伝える例文を考えてみましょう。お子さんを最初に幼稚園に送り出した日のことを覚えているでしょうか。それまでずっと手元に抱えるように育ててきたお子さんを幼稚園に送り出した日です。年少さんならそれから3年で卒園式を迎えることになります。その3年間を振り返ってみていかがでしょうか。

幼児の成長は早いもので、たった3年とはいえ体の大きさも体の動きも、そして口から出る言葉も手で描く絵や文字も、ずいぶん成長したことと思います。そのようなお子さんの成長を振りかえってみて、謝辞のなかでその感動を伝えましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする