卒園式の謝辞はコレで決まり!保護者代表の例文を紹介するよ!

卒園式に保護者代表としてどのような謝辞を述べればいいのでしょうか。園長による式辞から始まった卒園式も、保護者代表による謝辞でいよいよ大詰めになります。謝辞ですから幼稚園へのお礼の言葉ということなのですが、「この3年間いろいろ有り難うございました」というだけでは謝辞とは言えません。

またたくさんの保護者のなかから代表に選ばれたのですから、あなた自身だけではなくほかの保護者の方々も感じておられるような思いをここで言葉にする必要があります。それでは保護者代表としての謝辞の例文を考えてみることにしましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

卒園式の謝辞の構成は?

起承転結という四字熟語で示されているように、詩や小説ばかりではなくある程度まとまった「話」にはこの構成が必要です。幼稚園の園長や先生方、それに来賓の方々へのお礼を述べるために、まず最初に何から謝辞を始めるか、それが大事です。

保護者を代表して謝辞を述べる自分が誰なのか、もちろんそれを知っている人もここにはたくさんいるでしょうが、簡単に自己紹介から始めてください。

次に時候の挨拶になりますが、ここまでが謝辞の前置きということになります。卒園式があるのは3月で、ようやく春になったことなどが挨拶になります。謝辞ですからお礼を述べることが主眼点ですが、まずは今日のために時間を割いて来てくださった来賓にお礼を述べることから始めましょう。

そのまま幼稚園に対するお礼にはいかずに、幼稚園で過ごした思い出をしみじみと語ることで、自分が受けた感動を同じ体験をした保護者や園児、もちろん先生たちや来賓の方々にも伝えるのです。これが謝辞のピークということになります。

そしていよいよ締めに向かうのですが、それはもちろんわが子をここまで育ててくださった幼稚園へのお礼です。いくつかの思い出が語られることで、園に対するお礼の言葉に命が与えられます。

そして締めに入る前に、幼稚園を卒園したあと小学校に入学する子供の未来について語るのです。過去があり現在があるのは、われわれが未来に向かって生きているからなのです。締めの言葉を述べたあと、今日の日付と氏名を述べて謝辞は終わりです。

保護者代表の謝辞例文

それでは、卒園式の謝辞の例文を作ってみることにしましょう。

「皆様おはようございます。○組の○○の母親の○○です。本日は卒園式にふさわしい、春の陽気を感じさせる日になりました。桜の便りにはまだ少し早いかと思いますが、暖かい風が子供たちに微笑みかけているようです。

本日はお忙しいなか○○幼稚園の卒園式にお越しくださいました○○様ならびに○○様、本当に有り難うございました。また○○様には園児たちに温かいお言葉をかけてくださいまして、園児の親を代表いたしまして心からお礼申し上げます。」

ここまでが「起承転結」の「起承」の部分の例文です。大事なのは「転」の部分ですが、これは次のように始めればいいでしょう。

「さて、振り返ってみますと、この3年間、わが子の成長ぶりには驚かされることばかりです。入園式の日に、子供と手をつないで○○幼稚園の門をくぐったことを今でもつい昨日のことのように鮮やかに記憶しております。」

このように、「さて」というつなぎの言葉でお礼とは直接関係がないように見える思い出を、いくつかのエピソードを交えながら話すのです。あまり長くなってはいけませんが、この部分が謝辞のメインになります。卒園の日にこれらの思い出のいくつかを拾って紹介しつつ、幼稚園と先生方へのお礼のベースにするというわけです。

「いくつかの思い出を話しましたが、話しきれない思い出がまだたくさんありますし、また保護者の皆様方にも私とは違う思い出がいくつもあるかと思います。そういう貴重な思い出を私たちの、そして子供たち胸に残してくださったのは、○○幼稚園とその園長先生それに○組の○○先生、○組の○○先生、○組の○○先生のご尽力だと

今さらながら感謝に堪えません。今日のこの日をもって、幼稚園児だった子供たちは幼稚園を巣立っていきます。一人一人の個性が違っているように、その未来もまたさまざまでしょう。しかし○○幼稚園での思い出はその子供たちの未来への貴重な布石となることは間違いありません。

何か困ったことがあったとき、幼稚園でのことを思い出して、それが前向きに生きるための力になることでしょう。何とお礼を申し上げていいかわかりませんが、本当に有り難うございました。
平成○年○月○日 保護者代表○○○○」

いかがでしょうか。思い出の部分はまた別の記事で考えてみたいと思います。

気になる謝辞いろいろ

謝辞はお礼の言葉ですが、では誰にお礼をするのかというと、もちろん子供たちを見守ってくださった幼稚園の先生方ですが、それ以上にここまで成長してくれたわが子へのお礼という要素も、表面にはほとんど出ませんが根底にあるはずです。
だいたい5分程度の謝辞ですが、「暗記or文章」ということになると、もちろん暗記に越したことはないのですが、途中で何を言っていいか忘れてしまうこともありますので、きちんとした文章にしてそれを読み上げる形で大丈夫です。

文字数はどのくらいかというと、1000字くらいだとゆっくり読んで5分程度なので、そのくらいにまとめてみてくだい。時間はもちろん長いとダメですから、3~5分くらいにしてください。

泣きのポイント

思い出を語るなかで、必ずどこかに泣きのポイントを入れるようにしてください。それについてはまた別の記事で例文などをあげてみることにします。やっぱり最後のお礼の言葉ですが、皆さんを泣かせるお話しをエピソードを交えて入れるとグッと内容がよくなること間違いありませんよ。

まとめ

謝辞は幼稚園や来賓へのお礼ではありますが、やはり大事なのは幼稚園を通じて体験したわが子とのさまざまな思い出です。謝辞のなかでそれらの思い出を語ってみてください。それがまた、園児たちとその体験を共有した先生方にとって感動することになります。もちろん主役は卒園する子供たちであることを忘れないでください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする