血圧を下げる方法|その場で測定時すぐに血圧を下げるにはコレだよ

その場で血圧を下げる方法はあるのでしょうか?血圧を下げるために普段から食べ物や飲み物に気をつけておく必要があります。また、軽い運動をするのも血圧を高くしないために有効な方法です。しかしこれらは、普段の生活で行うことであり、血圧を下げるといっても一気に下げるわけではありません。

血圧というものはその場で変化するものであり、何かがあって急に血圧が上がることもあります。そんなときその場で血圧を下げないと大変なことになるかもしれません。即効で血圧を下げる方法はあるのか、あるとすればどうすればいいのか、それを知っておくことは大切です。

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血圧下げるツボ

その場で血圧を下げるには、血圧を下げるツボを押すのがもっとも手軽で効果的です。ツボは体のあちこちにありますが、血圧を下げるのに効果があり、しかもその場ですぐに押すことのできるツボはどこにあるのでしょうか。

まずは「万能のツボ」と呼ばれる合谷(ゴウコク)です。これは手の甲の親指と人差し指との間にあるツボで、心臓に近い左手の合谷を右手の親指で3分から5分くらい押し続けてください。そのとき多少痛みを感じるくらい強く押すことが大切です。

耳には降圧帯(コウアツタイ)というツボがありますが、名前からして血圧を下げるのに効果がありそうなツボです。耳の上の方に少しくぼんだところがありますが、これが降圧帯です。親指と人差し指でこの降圧帯をつまんでみてください。合谷とは違って痛みを感じるほど強く押す必要はありません。20回から30回、耳の上部の降圧帯をさすってみてください。

膝に楕円形の骨がありますが、その骨の外側に足三里(アシサンリ)という足のツボがあります。手の親指をその反対側に置いて、他の4本の指でこの足三里を押してみてください。

足三里は膝のところにあるので、外出先でも少し立ち止まって押すことができます。それから、足の指の付け根に八風(ハチフウ)というツボもあるのですが、これは靴下を抜いだ状態でないと押すことができませんので、その場で血圧を下げるのには使えません。手の指の先に十宣(ジュッセン)というツボがあり、これは両手を軽く開いた状態でその指先を合わせて強く押してみるといいでしょう。

落ち着いて深呼吸をする

血圧が急に高くなると、胸の鼓動が激しくなり息をするのも苦しくなってしまいます。そんなときは、深呼吸をするのが一番です。緊張したときにも深呼吸することで落ち着くことができます。深呼吸には気持ちを落ち着かせて血圧を下げる効果のほかに、美肌効果やダイエット効果も期待できます。

鼻から息を思い切り吸い込み、肺だけではなくお腹まで十分に膨らませたあと、ゆっくりと息をすべてはき出します。息をすべて吐ききったあとまた鼻からゆっくりと息を吸い込むのです。これを何度か繰り返してみてください。

われわれの体は交感神経と副交感神経のバランスによって成り立っています。息を吸い込むときには交感神経、息を吐き出すときには副交感神経が働きます。副交感神経の働きによって体がリラックスしますので、深呼吸は息を吐き出すことに重点を置いてください。体から息をすべて吐き出すと、勝手に息が体に吸い込まれてきます。

交感神経と副交感神経の働き

われわれの体には交感神経と副交感神経という2つの自律神経があり、昼間活動しているときには交感神経が強く働きます。ですからストレスの原因はおもにこの交感神経にあります。睡眠中やリラックスしているときには副交感神経が働いていますので、副交感神経の働きを高めるとリラックス効果が期待できるのです。

ストレスによって呼吸が荒くなり血圧も高くなりますから、その場で血圧を下げるためには、副交感神経をうまく働かせて体をリラックスさせるといいわけです。そのためには息をゆっくりとすべて吐き出す深呼吸が有効なのです。

腹式呼吸がおすすめ

深呼吸は鼻から息を吸ったり吐いたりしますが、そのとき胸ではなく腹を使った腹式呼吸にしてください。腹を使うといってももちろん息そのものが入ってくるのは肺ですから、お腹にまで空気が入るわけではありません。

ではその腹式呼吸の方法について簡単に述べることにします。背筋を伸ばしてゆっくりと鼻から息を吸い込むのですが、そのときイメージとしてはおへその下に空気を入れるような感じにします。

お腹をいっぱいにまで膨らませたあと、今度は鼻からゆっくりと息を吐き出すのですが、そのときは腹から息を出す感じで腹筋に力を入れて腹をへこませてください。息を吐き出すときに副交感神経が働きますので、腹式呼吸では息を吐き出すときに吸うときの2倍くらいの時間をかけてください。イメージとしては腹筋の力によって体からすべての空気を排出する感じです。

腹式呼吸はかなりきついですので、最初は5回くらいから始めるのがいいでしょう。普段は無意識にしている呼吸を意識的に、しかも時間をかけてゆっくりと行うのが腹式呼吸ですから、これは一種のトレーニングです。慣れてきたら腹式呼吸の回数を増やしてみてください。

まとめ

普段の生活で食べ物や飲み物や軽い運動などで血圧を下げる工夫をしておくことが大切ですが、何かのことで急に胸がどきどきしたり呼吸が荒くなったりして血圧が上がることがあります。

こういうときには落ち着いて手や耳や足のツボを押さえたり、腹式呼吸による深呼吸をしたりして気持ちを落ち着かせて血圧を下げてください。もともと高血圧の人の血圧が急に上昇したら危険なことがありますので、普段からツボの場所や腹式呼吸の仕方を覚えておくようにしてください。

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