血圧を下げる飲み物は?カテキン含有の緑茶だけでない杜仲茶もいいよ

血圧を下げるのに良い飲み物は何でしょうか?血圧に血糖値に総コレステロールは、毎年受診する健康診断で気になる項目です。血圧が高くても低くてもよくありませんが、たいていは高血圧になりがちなので、なんとかこの血圧を低めに抑えたいものです。

最近ではトクホと呼ばれる飲み物がコマーシャルされていますが、高血圧にどの程度効果があるのか、また高血圧をどういうメカニズムで低く抑えるのか、いろいろ気になります。

また高血圧をそのままにしておいたらどうなるのか、その心配も含めて考えてみることにしましょう。

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血圧下げる飲み物

血圧を下げる薬は一度使い始めると生涯やめることはできませんし、薬には必ず副作用もありますから、血圧が高くてもできるだけ薬は服用したくありません。

血圧を下げる薬は、高血圧のために医師の診断と治療が必要な場合を除いて使用しないようにした方がいいですから、普段の生活や食べ物・飲み物によって血圧が高くならないように注意してみてください。ここでは、血圧を下げる働きをする飲み物についてまとめてみることにします。

効果があるのは、お茶のカテキンだけじゃない

緑茶にはカテキンが含まれていて、これに血圧を下げる効果があります。茶葉を発酵させた紅茶やウーロン茶にはカテキンが少ししか含まれていませんので、茶葉を発酵させない緑茶にしてください。臨済宗の栄西が喫茶養生記を書いて日本に茶道を広めましたが、鎌倉時代からすでに緑茶の効能は知られていたということです。

どくだみはその名前からすると毒みたいですが、毒にも薬にもならないのではなくそれほど体に強い作用を及ぼす植物で、昔から十薬とも呼ばれています。このどくだみから作ったどくだみ茶にはカリウムが多く含まれており、あとで説明しますが、カリウムが塩分を排除する作用をするので血圧を下げる効果があります。

杜仲茶に含まれる成分は副交感神経に作用して血流を穏やかにしてくれますので、高血圧の改善が期待できます。そば茶に含まれるルチンは血管を柔軟にしてくれます。血の通り道である血管が固くなると心臓に余分な負担がかかります。血管が柔らかくなると、心臓の負担も軽減され血圧も下がります。

玉ねぎの皮に含まれるケルセチンには血液をサラサラにする効果があります。それから作られる玉ねぎ茶には血流を改善して血圧を下げる効果が期待できます。コーヒーに含まれるカフェインは血圧を上げると言われてきましたが、血圧を下げる効果は期待できないものの血圧を上げることはないというのが最近の研究結果です。

高血圧だからコーヒーは飲んではいけないということはなく、むしろカフェインの利尿作用が血圧を下げる効果があるのではないかと期待されています。高血圧だからといってコーヒーを制限する必要はありません。

トクホの特定保健用食品

コマーシャルで血圧を下げる効果のあるトクホ飲料がいろいろ紹介されています。トクホとは特定保健用食品のことで1991年に法律が施行されました。消費者庁が審査してその審査に合格するとトクホとして認定され、商品にそのマークをつけることが許されます。

血圧以外にも、中性脂肪やコレステロールなどいろいろなことに効果が認められているトクホがあり、2016年末の時点では1203種類の製品があります。

血圧を下げる成分

高血圧の原因として考えられることは塩分の摂りすぎです。塩分とは塩化ナトリウムのことで、これは生きていくために絶対に必要なものですが、摂りすぎるとダメなのです。それは塩化ナトリウムに限ったことではありません。薄味のものより濃い味の方がおいしく感じるので、つい塩分、つまり塩化ナトリウムを摂りすぎてしまいがちなのです。

ナトリウムの摂りすぎに対して、ナトリウムと同族の元素であるカリウムを多く含むものを食べたり飲んだりすることで、塩化ナトリウムによる血圧の上昇が抑えられます。ただし、今すぐに効く即効性はありませんから、継続して食べたり飲んだりすることが大事です。カリウムはナトリウムと同じアルカリ金属に属する元素ですが、元素の周期表ではナトリウムより1段下にあります。

塩化ナトリウムが塩化カリウムに置き換わることで、摂りすぎたナトリウムを排出して血圧を下げる効果があるのです。

気になる飲み方

カリウム以外にも、副交感神経や血管や血液などに作用して血圧を下げる効果のあるお茶があります。ここでは緑茶、どくだみ茶、杜仲茶、そば茶、玉ねぎ茶を紹介しましたが、これらを毎日飲むようにしてください。

玉ねぎ茶などは入れ方が多少難しいようですが、トクホとして販売されているものもありますので、それを利用すると手軽に毎日飲むことができます。ただし、飲み過ぎはダメですから毎日適度な量を飲むように心がけてください。

高血圧は病気のもと

高血圧はサイレントキラーと呼ばれています。自覚症状がないので、血圧をこまめにチェックしてください。血圧とは、血管の中を血液が通るときに血管にかかる圧力のことですから、高血圧になると血管に必要以上の負担がかかります。

これがいろいろな病気のもとになるのですが、例えば脳の中には細かい血管が網の目のように走っていて、高血圧によってこの血管が破れて脳出血を起こすことがあります。

また高血圧になると動脈硬化を起こすために血栓が血管につまって、脳梗塞や心筋梗塞の原因にもなります。

まとめ

高血圧になっても自覚症状がないため気がつかないことが多くて、ある日突然、脳出血や脳梗塞や心筋梗塞になり、命の危険がありまた後遺障害になることもあります。

ですから普段から血圧には注意しておく必要があります。毎日毎日の飲み物や食べ物に気をつけて、少しでも血圧を下げるよう心がけることが大切です。ここでは飲み物について説明しましたので、手軽な飲み物で血圧を下げる努力をしてみてください。

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