手汗を止めるツボってあるの?気になるヌル手にさようなら!

手汗を止めるツボはあるの?なにかと気になる手汗ですが、ハンカチで拭いてもすぐにまた手のひらに汗がにじんできます。デートのときとか、人に会って握手をしなくてはならないときとか、一人で勉強しているときとか、手汗はとにかく嫌なものです。一時的でもいいからこの手汗を止めたいときに押せば止まるツボがあるのでしょうか。また、手汗が出る身体の仕組みはどうなっているのでしょうか。その仕組みを理解することで、手汗を止める有効な方法が見つかるかもしれません。

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手汗止めるツボ

手汗を止めるツボとしては、まず老宮(ろうきゅう)をあげることができます。これはそのものズバリ手汗が出てくる手のひらにあります。手のひらの中心、手を握りしめたときに中指の先端がちょうどあたるところが老宮です。わかりやすいですね。このツボはリラックス効果があり、緊張や不安やストレスが原因で手のひらににじみ出てくる手汗を抑えるのにピッタリのツボです。背筋を伸ばして深呼吸しながら、この老宮を反対の手の親指で5秒間押して5秒間はなす、この動作を何度か繰り返してみてください。

それからもうひとつ万能のツボと呼ばれる合谷(ごうこく)があります。これは老宮とは反対側の手の甲にあります。親指と人差し指の付け根のところで少し人差し指に近いところが合谷です。ここを反対の手の親指でゆっくりと押してください。万能のツボと言われるだけあって、なんと多汗症にも無汗症にも効果があります。代謝異常に効果があるので、汗をかきすぎる多汗症にも汗をかかなくなる無汗症にもどちらにも効き目があるのです。もちろん手汗にも効果があります。この合谷には痛みを緩和したり視力を回復したりする働きがあるので、試してみてください。

ツボ以外の方法

ツボ以外に手汗を止める方法としては、手汗専用の制汗剤がありますので、それを使って手汗を止めることができます。
手汗の原因がストレスや極度の緊張などの場合、複式呼吸によってリラックスして手汗を止めることができます。背筋を伸ばして下腹に力を入れ、体内の空気をゆっくりと全部吐き出し、はき出したあと今度は下腹を大きくして空気をゆっくり思い切り吸い込む、これを何度か繰り返してみてください。

人体には何カ所もツボがありますが、これとは別に左右対称という特徴から、右を押さえれば左にその効果が現れるという不思議な現象があります。反側発汗はこの人体のメカニズムを利用したもので、止めたい手汗の腕の脇のあたりを親指で押すのがそれです。そうするとその側の発汗が抑制され、他の側の発汗が促進されます。手汗に効果があるとされる薬もありますが、副作用のない薬はないというのは医師や薬剤師にも認められた法則ですから、副作用のことを考えて医師や薬剤師と相談して使用するのがいいでしょう。服用する薬や注射、それに手のひらに塗る薬などがあります。

最後の手段は手術ということになります。汗は皮膚にある汗腺から出るものなのでこの汗腺を除去すれば確実に汗は出なくなりますが、手汗の場合は手のひらなのでこういう手術は不可能です。手汗を止めたい側のわきの下の交感神経の一部を遮断して発汗を止めるというもので、手術を受けたいと思ったら皮膚科の医師と相談してみてください。ここでもうひとつ、薬も飲まず手術もせずに確実に手汗を止める方法としてアシカワユカリというのが現れました。驚くべき仰天ニュースですが、詳しくはネット検索をしてみてください。

体の仕組み

身体は全身皮膚でおおわれています。表皮は角質でできているのですが、その下は真皮と皮下組織でできています。皮下組織はおもに皮下脂肪でできていますが、真皮には血管が通っていて、汗腺もこの真皮にあります。手汗は手のひらの汗腺から分泌されるものです。汗腺の数は人によって差があり、手汗をかきやすい人は手のひらの汗腺の数が多いと考えられます。身体から出る汗には本来上昇した体温を下げるという重要な役目があります。スポーツをしたら身体中から汗が出ますし、サウナでも汗をかきます。この汗は汗腺のなかでもエクリン腺から出るもので、無臭です。手のひらにももちろんこのエクリン腺があり、上昇した手のひらの温度を下げる働きをしているのです。

汗腺の多くはこのエクリン腺なのですが、汗腺にはもうひとつアポクリン腺というのがあり、これは身体のある部位にしかありません。わきの下の汗が臭くてそのためのにおい止めが売られていますが、これはアポクリン腺から出る汗のせいです。手のひらの汗腺はエクリン腺なので、わきの下に用いられる制汗剤の効果がないのもそのためです。人間の身体は全身にくまなく張り巡らされたさまざまな神経によって制御されていますが、なかでも自律神経はその名前の示すとおり身体をコントロールする働きをしています。自律神経のうち昼間はおもに交感神経が働き、夜間はおもに副交感神経が働いています。自律神経が活発に働き過ぎると手汗がたくさん出ますので、緊張したり不安になったりして交感神経を刺激しないようにすると手汗にも効果があります。

気をつけたいこと

まずは生活習慣を改善することが大切です。その生活習慣のなかでもとくに食事には気をつけてください。肥満になると汗をかきやすくなり、しかも体臭も強くなります。辛い物は刺激が強すぎるので、汗腺が刺激されて汗が出やすくなります。例えばインドカレーの専門店に行くと同じカレーでも辛さを選択することができますが、極辛にしたら食べているだけで自然に汗が出てきます。まずは辛い物をさけることが大切です。今はいろいろな種類のハーブが栽培されていて、そのまま食べたりハーブティーにして飲んだりしていますが、ハーブティーは手汗にも効果があります。

汗は体温が上昇したときに出るものですから、身体を冷やす食べ物をとることをおすすめします。野菜だと葉物が身体を冷やします。果物ではバナナやミカンやスイカなどです。夏にスイカが好んで食べられるのには理由があったわけです。

まとめ

手汗を止める身体のツボはわかりやすいですから、ぜひ一度そのツボを押してみてください。そのほか手汗を止める方法にはいくつかありますから、いろいろ試すこともいいかもしれません。生活習慣を改善し、とくに食べ物に気をつけるようにしてみてください。

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