幼稚園運動会の閉会式の挨拶!構成とやっていはいけないことを紹介!

楽しかった幼稚園の運動会、締めくくりはやはり閉会の挨拶です。無事に運動会が終わって皆さんほっとしていることでしょう。園児たちは精いっぱい頑張って疲れていると思います。ご家族の方々も、競技に参加したりお子さんの動き回る姿を追いかけ回したり、喜びのなかにも疲労を隠すことはできません。そういうあなたも、幼稚園の責任者として、事故もなく無事に一日が終わってほっと胸をなでおろしているに違いありません。今日のこの一日をいい思い出として胸にしまっておけるかどうかは、閉会式の挨拶にかかっていると言っても過言ではありません。この大切な閉会式の挨拶、どんなことに気をつければいいのでしょうか。

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挨拶の構成

開会式のときとはちがって、園児たちは跳んだり走ったりして疲れていますが、この疲れはどこかに満足感のあるものです。もちろんかけっこでビリになったことを悔しがっている園児もいることでしょう。それぞれがそれぞれの思いをもって今日一日の運動会に参加したはずです。閉会式の挨拶は、開会式のときとは違うこの雰囲気をうまく利用して行う必要があります。

子供はほめられることで成長するものです。今日一日を振り返ってみて、ほめることのできる場面を思い出してみましょう。見ていて感動したシーン、がんばっていたシーンなどを、ひとつひとつ振り返って言葉にしてみましょう。ただしそのとき、あまり不公平にならないよう気をつけることが大切です。園児のご家族にも話を向けてみてください。園児といっしょに運動場を駆け回ったお父さんやお母さんにねぎらいの言葉をかけてください。

もちろん、来賓の方々への挨拶も忘れてはなりません。来賓はただ見物しているだけということになりますから、場合によってはつまらないと感じることもあるでしょう。それを見物できてよかったと感じられるよう、閉会式の挨拶でうまく締めくくってみてください。そして最後は締めの言葉です。今日一日のことを明日に生かせるよう、うまく締めくくってみてください。それはまた同時に、あなた自身へのご褒美でもあり、明日からの幼稚園児たちとの生活の糧にもなるのですから。

やってはいけないこと

開会式のときもそうでしたが、開会式よりは多少くだけた感じの閉会式の挨拶にも、いろいろNG言葉がありますので、注意してください。なんといってもまずは、否定言葉は使わないことです。同じことを表現するのに肯定的な言い方も否定的な言い方もできますから、必ず肯定的に言ってください。個人名をあげてほめるのも、ほめられた園児はうれしいでしょうが、その園児と同じ競技に出た他の園児にとっては、なぜあの子だけがほめられるんだと嫉妬の感情をかきたててしまうことがあります。個人名を出すのはひかえるようにしてください。

また、だらだらと長い挨拶は絶対にダメです。開会式のときと同じように、テキパキと大きな声で話すようにしてください。疲れているとしてもその疲れが顔や姿勢や声に出てしまわないようにしないといけません。話すときの姿勢が悪いのもダメです。背筋を伸ばして閉会式の挨拶をしてください。

例文

それでは、いろいろな注意点をまとめてみて、閉会式の挨拶の例文を考えてみることにしましょう。

皆さん、楽しかった運動会のイベントがこれですべて終わりましたね。まだまだ頑張れると意気込んでいる人もいるでしょうが、本当に今日一日、楽しかったですね。それではみんなに聞いてみます。「楽しかったですか?」もっと元気よく「はあい」と言ってください。もう一度言いますね。「楽しかったですか?」

今日は一日、みなさん頑張りましたね。先生も見ていて思わず「頑張れ!」と叫びそうになってしまいました。とくにかけっこのときには、途中で転んでしまった人もいましたね。転んでしまって身体が痛いのに、立ち上がってゴールを目指して最後まで走りました。順位はもちろん最下位ですが、勝敗よりも大事なことがあるのがわかりましたね。みんなで輪をつくり音楽に合わせて踊ったお遊戯は、みんなの気持ちがひとつになっていましたね。練習のときにはこんなにうまくいくことがなくて、何度も何度も最初からやり直しましたね。テンポについていけずに早すぎたり遅すぎたりして、バラバラになってしまったこともありましたが、その練習の成果が出て、今日の本番は見事でしたね。もちろんちょっとしたミスもありましたが、そんなミスなど吹き飛ばしてしまうようないい演技でした。

お父さんとお母さんもよく頑張りました。お子さんたちと手を取り合って運動場を駆け回り、お疲れになったかと思いますが、快い疲れというものがあることをここであらためて経験されたことと思います。来賓の方々には、その席からずっと子どもたちやそのご家族たちの活躍を御覧になってくださって、心からお礼を申し上げます。子どもたちの純粋で活発なエネルギーを吸収してお帰りになることを、切に願う次第です。みなさん、本当に今日一日、一生懸命頑張りましたね。明日からまたふだんの生活が戻ってきます。今日の日のことはきっと一生の思い出になると思います。それではこれにて、○○幼稚園の運動会を閉会にしたいと思います。

まとめ

天気にも恵まれ、事故もなく無事に一日が終わりました。ほっとする安心感と適度な疲労感が、きっと運動会に参加したみんなに共通した感覚だと思います。それをうまくあなたの閉会式の言葉で締めくくってみてください。そして明日からの生活にこの日の体験が生きてくるよう、みんなに言葉をかけてみてください。

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