鼻づまりは解消できる!子供に家で簡単にできる鼻づまり解消法を伝授

子供の鼻づまりはどのように解消すればいいのでしょうか。「はなたれ小僧」などという言葉はもう死語になってしまいました。しかし子供と鼻づまりは切っても切り離せない関係にあり、風邪を引いたりしたらたいていは鼻をつまらせてしまいます。

鼻づまりの原因はもちろん風邪だけではありません。アレルギーや花粉症のこともあれば、鼻炎や副鼻腔炎の可能性もあります。自分ではほとんど何もすることができない子供の鼻づまりをどのようにして解消すればいいか考えてみることにしましょう。

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鼻づまりの症状

外気を取り込む器官は口と鼻の2個所ですが、ふつうは無意識に鼻を使って呼吸をしています。鼻づまりになるとこの無意識の鼻呼吸ができなくなり、意識的に口で呼吸をすることになります。そうなると、睡眠という無意識状態が妨げられることになり、よく眠れないという症状が現れます。

また、寝ていても睡眠が浅いために何度も起きてしまいますが、これをオンディーヌの呪いなどと言うこともあるそうです。オンディーヌとは水の中に住んでいる妖精で、人間に恋をして人間になりたいと願うのですが、どうしても人間になることのできない哀しい存在です。ヨーロッパの各地にこの伝説がありますが、あの有名なアンデルセンの『人魚姫』のモデルになっています。

鼻がつまって息ができないため、この呪い(?)にかかってしまった子供は寝るのが辛そうです。それを少しでも楽にしてあげるには、上半身を柔らかいクッションに乗せるのがいいでしょう。鼻呼吸の場合は鼻腔内の粘膜のおかげで適度な湿度が保たれるのですが、口呼吸をしていると喉が直接外気に触れるので、喉が乾燥してしまいます。

そのため、喉が炎症を起こす危険があります。口呼吸はまたいびきを誘発しますから、寝ていてもいびきでかわいそうになってしまいます。

鼻づまりの解消法いろいろ

では、鼻づまりの解消法としてどんなことがあるのでしょうか。まず考えられるのは血行をよくすることです。鼻づまりの原因となっている物質が毛細血管を通じて体内に吸収されてしまえば、鼻づまりはなくなります。血行をよくするには体を温めることが大切ですから、カイロなどを使うといいでしょう。

蒸気で鼻づまり解消

温かい飲み物を飲むのもいいのですが、その飲み物の湯気を吸い込むことで鼻の粘膜が活性化して鼻づまりが改善することもあります。昔は風邪を引いたら風呂に入ってはいけないと言われたものですが、熱がなくて鼻づまりだけの場合は必ず風呂に入れてあげてください。風呂のお湯で体が温まるとともに、風呂の湯気が鼻づまりに効果があるということは言うまでもありません。蒸しタオルを顔に当てて、鼻を温めるとともに蒸気を送り込むのも効果があります。

点鼻薬を使う

鼻づまりをしたときの薬としては点鼻薬があります。目薬と同じように顔を上に向けて鼻の穴に点鼻薬を数滴たらすのです。点鼻薬は鼻の奥につまった物質に直接作用します。強い香りで鼻づまりを改善するヴィックスヴェポラップですが、これは胸や喉や背中に塗って薬用成分が直接体に吸収されるとともに、そこから出てくる香りを鼻に吸い込むというダブルの効果が期待できます。

しかし、肌が弱い場合には体に塗ることができませんので、水で溶かして部屋に置くという方法があります。これならば、香りがそこから部屋に漂ってきますので、体に塗ったのと同じような効果が期待できます。生後6ヶ月の赤ちゃんから使用することができますので、もちろん子供にも使用できます。鼻づまりだけではなく喉の痛みや咳やくしゃみにも効果があります。

鼻水吸い取り器を使って吸い取る

鼻づまりになったときに使用するグッズとしては、鼻水吸い取り器があります。これを子供に使用する場合、鼻に異物が挿入されますので子供が暴れることがあります。そうなると鼻の中を傷つけてしまう危険がありますので、しっかりと足で子供を固定して体を動かさないようにしてください。なお、耳鼻科で治療に用いる鼻水吸引機は市販されていませんので、この機械で鼻づまりを治療するためには耳鼻科に行く必要があります。

加湿器や民間療法も試してみて

鼻づまりに限らず風邪を引いたら保湿が大切なので、加湿器を使って部屋全体を保湿することも有効です。フリーズライトという、鼻の穴に差し込んで鼻の穴を拡げるグッズも販売されています。キッズ用もあり5歳から12歳までの子供に使用することができます。

ティッシュでこよりを作って鼻の穴に差し込み、それで人工的にくしゃみをさせて鼻づまりを解消するという方法もあります。医薬品を用いない民間療法もあります。

たまねぎをスライスして枕元に置くと、たまねぎから発散する成分が鼻づまりに効きます。また、鼻づまりに効くツボを押すという療法もありますが、目と目の間の清明(せいめい)、鼻がもっとも広がったところつまり小鼻の横のくぼみである迎香(げいこう)、そして手の甲の親指と人差し指の間の合谷(ごうこく)を指でしっかりと押してあげてください。

寝方も気をつけてみる

鼻づまりは寝方によって解消することもあります。体を斜めにして寝かせるといいでしょう。鼻づまりをしているのが鼻の穴の反対側を下にして寝かせてください。ペットボトルをつまった鼻の反対側の脇に挟んで寝るのも効果がありますが、それは脇に挟んだペットボトルによって自律神経が圧迫されるからです。

まとめ

子供が鼻づまりをすると苦しくてなかなか眠れず、体力も衰えてきますからできるだけ早いうちに鼻づまりを解消する必要があります。いろいろな対処法がありますので、思いがけない事故を起こすことのないよう注意して行ってください。それでも効果がなければ病院で治療を受けるのがいいでしょう。

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