洗濯で色物と白い服は分ける?色物シートや洗濯ネットを上手く使おう

洗濯で色物と白い服を分けなければいけない?気になる人もいるでしょう。3月の卒業式は旅立ちの日ですが、そのまま実家から大学に通ったり職場に通ったりする人もいる反面、本当に旅立ちをして一人暮らしを始める人もいます。

親によるさまざまな縛りから解放されて自由気ままに生きられる、などと夢を描いた人もあるかと思います。しかし現実は、食事のことや掃除に洗濯、いわゆる家事をすべて自分一人でこなさなくてはなりません。食事はコンビニや定食屋でなんとかなりますし、掃除も一人暮らしの部屋ならなんとかなるでしょう。問題は洗濯です。

全自動洗濯機があるからスイッチひとつで大丈夫、などと考えている人もいることでしょうが、洗濯はそれほど簡単なものではありません。衣服や下着は色も素材もさまざまで、それらをいっしょに洗濯機に入れるととんでもないことになってしまいます。ここではまず、色物と白い服は分けて洗濯することから覚えましょう。

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洗濯で色物と分ける理由

きれいな色のついたオシャレな衣服がありますが、これを洗濯するときには注意が必要です。色が落ちたり、色が流れたりするからです。せっかくきれいな色が薄くなってしまうだけではなく、流れ出た色がいっしょに洗った白い服などについてしまうことがあるのです。

また、下着などにはひどい汚れがついていることもあり、これをきれいな色物の衣服といっしょに洗うと、その汚れが色物についてしまいます。

洗濯で色物と分け方

一言で色物といっても、一枚一枚染められている色も違いますし、その色の原料も違います。ですから、白物と色物をただ単純に分けて洗えばいいというものではありません。同じ色物でも、色の濃い物と色の薄い物は分けて洗ってください。

衣服にはかならずタッグがついていて、そのタッグに洗濯のしかたなどが書かれています。また、洗濯するときの温度なども書かれています。「手洗い」と書かれていれば洗濯機に入れてはいけません。

分けないとどうなる

白物と色物を分けないで洗濯機に入れたら、色物から抜け落ちた色が白物をその色で染めることになってしまいます。染まってしまった白物はの色は、簡単には落ちません。

下着などは他人に見せることはほとんどありませんから、色がついてしまっても我慢して使えるかもしれませんが、白いブラウスやワイシャツなどに色がついてしまったら、もう使えません。

また、色物にもいろいろ色や種類がありますが、これらを混ぜて洗濯機に放り込んでしまうと、色が混じり合って大変なことになってしまいます。

色物シートもあるよ

色物を洗濯するときには、色物シートを使うといいでしょう。色物シートを使うと、色物と白物をいっしょに洗濯機に入れても色移りしないと評判になっています。

色物シートでよく売れているものは、ドイツから来たDr. Beckman(ドクターベックマン)という色移り防止シートです。これを洗濯物といっしょに洗濯機に入れると、色物から抜け落ちた色を吸い取ってくれるのです。そうすると、白物を色物といっしょに洗っても、白物に色が移りません。値段は30枚入りで千円ちょっとですから、1枚40円弱ということになります。

洗濯ネットを使うといい理由

洗濯物を色や素材などで分けて洗濯ネットに入れて洗うというのもお勧めです。洗濯ネットに入れると、ネットに入れないで洗濯するときに起きるリスクを回避することができます。いろいろな素材のものをいっしょに洗濯すると傷つくことがありますが、ネットに入れたらその危険性は低くなります。

また、ネットがそのなかに入れた洗濯物の汚れなどをガードしてくれますから、他の洗濯物に汚れがつきにくくなります。そして、ここで問題になっている色落ちや色移りも、洗濯ネットがうまくガードしてくれるのです。それから、洗濯ネットは洗濯物の型崩れを防いでくれます。

洗濯物をそのまま同じ洗濯槽に入れて洗わないで、色や形や素材などで分けて、それぞれ別の洗濯ネットに入れて洗うようにすると、型くずれや色移りなどを防ぐことができます。

もちろん、別々に洗濯するという方法がベストではあるのですが、そうすると洗濯の回数が増えてしまい、時間もかかるし水や洗剤の消費量も増えてしまいます。洗濯ネットに洗濯物を分けて入れていっしょに洗うというのはお勧めです。

洗剤や漂白剤で注意するポイント

洗濯には水洗いというのもあるのですが、ふつうは洗剤を使います。また、汚れがひどい場合には洗剤ではなく漂白剤を使うこともあります。

では、洗剤と漂白剤の違いは何なのでしょうか。洗剤には界面活性剤が入っています。この界面活性剤が洗濯物についた汚れに吸着して、その汚れを洗濯物からはがすのです。それに対して漂白剤は、洗濯物についた汚れを化学的に分解して落とします。ですから、漂白剤のほうが汚れを落とす力が強いのです。

化学反応で汚れを落とす漂白剤には、酸素系漂白剤、塩素系漂白剤、還元漂白剤の3種類あります。酸とアルカリを混ぜて化学反応を起こさせる実験をしたことがあるでしょうが、漂白剤を混ぜて使ってはいけません。とくに塩素系漂白剤は絶対に酸性のものと混ぜてはいけません。

有毒ガスを発生するからです。還元漂白剤は色物の色まで落としてしまいますので、使うのは白物だけにしてください。また、酸素系漂白剤には液体のものと粉末のものがありますが、色物には液体のものを、白物には粉末のものを使うようにしてください。

まとめ

洗濯はなるべく回数を減らしたいものですが、色物と白物をいっしょに洗濯してはいけません。色物から色が落ちて白物にその色がついてしまうことがあるからです。

色物と白物を分けるだけではなく、色物にもいろいろな色がありますから、分けて洗うのがいいのですが、そうすると洗濯回数が増えてしまいます。そこでで色物シートを使うとか洗濯ネットを使うとかしてみるといいでしょう。また、洗剤と漂白剤は洗濯物の汚れの程度などをみて、うまく使い分けてください。

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