新入社員へ挨拶をする先輩のおすすめ例文はこれ!先輩風を吹かさない

新入社員と上司がそれぞれ挨拶したあと、いよいよ先輩であるあなたの番です。あなた自身も新入社員として挨拶したのは、つい最近かもしれません。もう新入社員ではないあなたは、いったいどういう点に気をつけて挨拶をすればいいのでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

挨拶の構成

挨拶の基本はやはり自己紹介です。名前と出身校と出身地をまず言ってください。もしも、新入社員と、同じ出身校だったり同じ出身地だったりしたら、それを手がかりに、新入社員にごく簡単なメッセージを送ってもいいでしょう。

先輩として示しておきたいのは、なんといっても現在の仕事のやりがいです。この会社に入社して、これまでどういう部門に配属され、そして現在は何をどのようにしているのか。ある程度具体例を入れながら、現在の仕事のやりがいを新入社員に伝えてください。

そして、自分が新入社員の頃はどうだったか、そのときの期待と不安を話すといいでしょう。それに、失敗したことや成功したことなど、ちょっとした体験談を加えて、新入社員を励ましてください。挨拶はやはり、うまく締めなくてはなりません。先輩として、新入社員に期待することで、まとめるとよいでしょう。

例文

まず、ダメな例文をいくつかあげてみます。「先輩として、新入社員の君に言いたい。先輩の言うことは、何でもハイハイと言うことを聞かないといけないよ。」この例文がなぜダメなのか、わかりますか。もしもあなた自身が先輩からこんなことを言われたら、どうでしょうか。「新入社員の諸君が配属されたこの部門は、会社全体からみると、まあ、隅っこのどうでもいいような場所。それなりに楽しくやっていきましょう。」

楽しくというのはかまいませんが、頑張ってもどうせダメなどという、やる気をそぐようなことを言ったらダメです。これらのダメな例文を、いい例文に変換してみましょう。

「先輩として、新入社員の君に言いたい。先輩だからといって遠慮せず、いいところはいい、ダメなところはダメと、上司には言えないようなことも、話し合うことにしよう。」「新入社員の諸君が配属されたこの部門は、たしかに会社全体から見たら、隅っこにしか見えないかもしれない。しかし、この部門があってこそ、わが社の躍進が支えられていることを忘れず、われわれといっしょに仕事をやっていこう。」

やっちゃいけない

新入社員とあまり年齢の違わないあなた自身もそうでしょうが、上から目線でものを言ってはいけません。ああしろ、ここしろと、言えば言うほど、人はそんなことを言う人に反発するものです。あなた自身もそうではありませんか。新入社員というものは、自分がこの職場でこれからどうやっていこうかと、不安とともにやる気ももっているはずです。やる気は、とかく空回りしやすいものですが、それをうまく導いてあげることも先輩の役目です。新入社員のやる気をそぐことは、絶対にしてはいけません。

また、新入社員のもつ不安をあおり立てるようなことはいけません。不安をもっている人にいきなり厳しいことを言ったりしたら、この不安に足を引っ張られてしまいます。

新人へ期待しよう

先輩のあなたはきっと、ゆとり教育を受けて育ったゆとり世代でしょう。頭ごなしに命令されたら、反発してしまって、仕事がうまくいかなくなってしまいます。あなたの後輩である新入社員は、そのゆとり世代からさらに進んで、さとり世代と呼ばれるようになっています。

人生経験を積んだ老人なら、人生とはこういうものだとさとっていてもおかしくないのですが、まだこれから社会人としての人生をスタートしようという若者がさとり世代とは、どういうことなのでしょうか。ゆとり世代がゆとりをもって教育を受け、人生を生きてきたことによって、無我夢中で前進するという昔の若者の性格が失われたのです。それがさとり世代だと認識してください。贅沢も好まないし、仕事が終わったあとの飲み会も好まない。仕事のストレスを、そういう場所で発散することはないのです。そのかわり、親しくなったら素直に心を開いてくれるはずです。わからないことがあれば、すぐにネットで調べることのできる世代でもあります。

先輩であるあなたがムードメーカーとなって、あまり欲のない新入社員の良い性質をよりよく成長されてください。へたをすると、誰とも付き合わず、孤独になってしまうこの世代の新入社員を、明るく迎えてあげましょう。そして、これからも明るく付き合っていけるよう、きめ細かい配慮が大切です。言い古された言葉かもしれませんが、明るく元気に、を合い言葉にしてください。

まとめ

あなたが新入社員だった頃と今とでは、いろいろなことが違っているでしょう。さとり世代と呼ばれる新入社員たちにとって、少し距離のある上司より、先輩であるあなたのほうが、いろいろな面で頼りになることでしょう。頼りがいのある先輩になるためには、あなた自身も努力しなくてはなりません。その努力の最初が、この歓迎会での挨拶だと心得てください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする