上棟式の手土産の相場は?気になる渡すタイミングなどもご紹介

何事につけても「相場」というものがあります。ある人にお礼の気持ちを伝えるのに、お礼の言葉を申しあげるのは当たり前ですが、それと同時にお礼の品を手渡したり送ったりすることも大切です。

上棟式の場合、施主は上棟式に必要なお酒や米を用意するほか、工事関係者へのご祝儀と食事を用意しなくてはなりません。それ以外に、持ち帰るための手土産を渡すことも必要です。では、この上棟式の手土産の相場はいくらくらいなのでしょうか。

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上棟式の手土産の相場

上棟式は、大工さんや工事関係者の方々に食事や飲み物を出したり、ご祝儀を渡したりして、ようやく棟が立ち上がったマイホームが完成に向けて動き出すのです。夢のマイホームをきちんと完成させるのは、この仕事を請け負ったハウスメーカーや工務店の責任なのですが、そこはやはり人間関係の問題で、上棟式を楽しく過ごすことができれば、この責任も果たしがいがあるものになります。

とりわけ、ハウスメーカーや工務店から仕事を請け負って実際に工事をしている大工さんたちには、昔ながらのさまざまなしきたりがあり、上棟式には実際に工事をしていない人たちも参加することがあります。

ですから、上棟式に参加する大工さんたちの人数は10人前後になると言われています。この一人一人に食事を出し、ご祝儀や手土産を渡すのですから、その費用はかなりのものになります。手土産はほんの気持ちということで、千円以内が相場と考えていいでしょう。

誰に手土産を渡す?

ハウスメーカーや工務店の担当者の顔は知っているでしょうが、上棟式に顔を見せる大工さんたちは初対面ということが多いでしょう。ですから、大工の棟梁に大工さんたちへの手土産をまとめて渡すという方法があります。こうすると、棟梁から一人一人の大工さんに手土産が渡されるので、棟梁の顔が立つことになります。

あるいは、施主から大工さんたち一人一人に渡すのもいいでしょう。手土産を手渡すときに一言、挨拶の言葉を交わすことにおおいに意味があります。

手土産を渡すタイミング

では、手土産はいつて渡せばいいのでしょうか。手土産というのはその場で食べるものではなく、家に持って帰ってもらうものですから、上棟式が終わったときに手渡すといいでしょう。

無事に上棟式が終わり、明日からまた建設作業にかかるのに、気持ちよく帰ってもらいたいものです。そのときがまさに手土産を渡すタイミングということになります。

人数はどれぐらい?

ハウスメーカーや工務店の担当者が1~2名、工事の責任者として上棟式に参加します。建築の責任はこの工事を請け負ったハウスメーカーや工務店にあるのですが、実際に工事をしているのは大工さんたちです。

大工の棟梁をリーダーとして、数名の職人や職人見習いの人、それに左官屋さんなどが工事をしています。工事の種類によって、その都度人数が変わりますが、上棟式には、これまで担当した人やこれから担当する人、それに大工の世界での付き合いにより、この工事には関わりのない人も参加するのが慣例のようです。

その人数は10名前後ということになりますから、15名程度を予定しているといいでしょう。大きな工事でないかぎり、普通は20名を超えることはありません。手土産は、上棟式に参加した一人一人に渡しますので、15個程度用意しておく必要があります。

地方によって風習は違う

上棟式は江戸時代、あるいはそれ以前から連綿と続いている儀式の一つです。ですから、時代や地域によって、この儀式のやり方などの点でいろいろな違いがあるのは当然です。

現代はネット社会ですから、いろいろな情報が容易に検索できるのですが、昔から続いている風習は、グローバル社会とは反対に、地方によってそれぞれの伝統があり、さまざまな相違点があります。

昔からその土地に住んでいる人が、自分のマイホームをその土地に新しく建てる場合は、この風習をよく知っているでしょうし、また、親戚にそういうことについて詳しい人がいることでしょうから、その風習に従って上棟式をすればいいのです。

しかし、ふつうはその土地とそれほど縁もないのにたまたま宅地として購入し、マイホームを建てるのですから、どんな風習があるのか、想像もつきません。もちろん、風習など無視してもかまわないのかもしれませんが、地鎮祭から始めたマイホームの建築ですから、できるだけその土地の風習に従ったほうがいいことは間違いありません。

わからなければ誰に相談したらいい?

いつの時代から始まったのかよくわからない、その土地の風習は、自分で調べようとしてもなかなかわかりません。近所の人に尋ねるとしても、誰に尋ねたらいいのか見当もつかないことでしょう。その場合は、マイホームの建築を請け負ったハウスメーカーの担当者や工務店の担当者に相談するといいでしょう。

これらの担当者たちは、この地域でいくつものマイホームを建設していますから、これまで上棟式をどのように挙行してきたのか、十分なノウハウを持っているはずです。上棟式をどうしていいか分からなければ、ハウスメーカーや工務店の担当者に相談してください。

まとめ

憧れのマイホームを建てるのは、おそらく一生に一度のことでしょうから、どうしていいのか経験もありませんし、この失敗を次に生かすなどということもありません。

絶対に失敗しないで上棟式を終えて、気持ちよく新築のマイホームに住みたいものです。工事を実際に手がけている大工さんたちには、上棟式のあとマイホームの完成に向けて仕事に励んでもらうためにも、上棟式は大切な儀式です。ほんの気持ち程度の値段のものかもしれませんが、上棟式のあとで持って帰ってもらう手土産も大事なものです。

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