小論文の書き方とルールを知って成功へ!小論文の必勝法はコレだよ

小論文の書き方にルールはあるでしょうか?いよいよ大学入試の基本的な試験だったセンター試験が廃止されることで大学入試も大きく変わろうとしています。そもそも「大学入試」ではなく「入学者選抜」という言い方になるとともに、センター試験のような記号選択式問題ではもう正しい学力を測定することができないということになりました。学力は記述式問題によって測定するということで、AO入試や推薦入試などはすでに小論文が課されていることが多いのですが、大学入試でそうなのですから、一般企業の入社試験では当然のことながら○×式問題ではなく、小論文があなたの能力や人間力を測定するための手段になります。限られた時間内に限られた字数で書かなくてはならない小論文ですが、どのように書けばいいのか、どのようなルールがあるのでしょうか。

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小論文の書き方ルール

小論文ですから、何かを論じることが必要です。たんに感想を述べただけでは小論文になりません。また、「○○について述べよ」というように小論文はそのタイトルが指定されているのですが、だらだらと自分の考えだけを述べたのではダメです。「論文」ですから、論を展開するためにふさわしい構成をキチンと整える必要があります。ストーリーなどでは「起承転結」という型がありますし、論の展開では「三段論法」という型もあります。小論文のルールを簡単に言うと、この三段論法を用いた「序論・本論・結論」という構成になることです。

書き方でポイントとなる大事なこと

小論文で大事なことはまず、イエスとノーとをはっきりさせることです。曖昧な言い方は避けてください。論文ですから、まずは問題提起をしてください。そしてその問題に対して想定される賛否両論を中立的な立場から明らかにする、そのうえで、自分の手に負えることや社会にとって大事なことを選んでいきます。論文は論の展開が大事なので、3W1Hに気をつけてください。最初のWはWhyで、問題提起の根拠や理由を述べます。2つ目のWはWhereで、問題提起がどこで行われたことなのかを明らかにすることです。

国によって、あるいは地域によっていろいろ違うことがありますから、場所の違いをはっきりさせておく必要があります。3つ目のWはWhenで、いつからその問題があるのか、その問題が起こる前、つまり昔はどうだったのかを論じてください。ふつうに言われる5W1HのWho(誰が?)とWhat(何を?)は、一般論ですので必要ありません。最後のHはもちろんHowで、「どうように?」ということを述べて論を柔軟に展開してください。

また、どんな問題でもよく言われる一般論がありますが、自分が書いているこの小論文はその一般論とは違うのだという点を強調してください。そのためには、小論文を書いている今だけではなく、普段からいろいろ自分で考えてみて、自分の意見を探し求める努力をしてみてください。要は何事につけても「なぜ?」と考えるクセをつけていることです。

小論文の型は知っておいたほうがいい!

「だろうか、たしなよ」というのをご存じですか?料理の手順なども例えば「さしすせそ」と覚えることがりますが、小論文は「だろうか、たしなよ」です。まず「だろうか」ですが、これは「一般的にはこう言われているけれど、本当にそうなのだろうか?」というように、疑問を投げかけて、問題提起をすることです。

結論から言うと、一般論とは違う自分の意見を出すことになるのですが、ここでいきなり自分の意見を出すとよくありません。「たしなよ」の「たし」は「たしかに~、しかし~」と意見提示をすることを意味しています。「たしかに~」でまずは一般論を認めたうえで、「しかし~」と反対意見を述べ、次に自分の意見を出すのです。

「たしなよ」の「な」は「なぜなら~」で、自分の意見の根拠・理由を示す展開部分です。ここでは、説得力のある理由を述べてくださいそして最後に、「たしなよ」の「よ」ですが、これは「よって私は~と考える」と結論を出すことです。この結論で小論文はしめくくられます。

もう一度、簡単に小論文の型をまとめてみることにしましょう。
1.疑問を投げかける
2.反対意見を述べて、次に自分の意見を述べる
3.説得力のある理由をあげる
4.結論でしめくくる

小論文の型で気をつけること

小論文の型についてはこれでわかったでしょうから、あといくつか気をつけることをあげておきましょう。まずは文体です。「です・ます」調と「だ・である」調がありますが、小論文ですから「だ・である調」つまり、一つ一つの文の語尾を「だ」か「である」で統一してください。自分の意見を述べるのですから、たしかに「私は~と思う」ということではあるのですが、小論文の目的はこの意見を根拠づけて示すことですから、「思う」という言い方はNGです。「~ことは、~である」というように、ある事柄が主語になることもありますが、主語は長くならないようにしてください。

もちろん誤字脱字はダメですから、読み返してみて誤字脱字は必ずチェックしてください。書かれた文字も採点対象だと心得て、一字一字丁寧に書いてください。走り書きや字の大きさがバラバラなのは、それだけでも読む気がなくなってしまいますからダメです。句読点は、読みやすさを基準にしてうまく付けてください。一文が長すぎるのも短すぎるのもよくありません。その一文のなかでどこに読点を打つか、打ち過ぎてもいけませんし打たないでダラダラと言葉を続けるのもいけません。

まとめ

小論文は、限られた時間と字数で自分の意見を的確に述べることが要求されます。自分の意見を「私はこう思います」というのではなく、あなたの小論文を読む人がなるほどそうなのかと肯いてくれるよう、きちんとした型に入れてあなたの意見の正当性を印象づけることが大事です。

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