健康診断前日の食事は?明日の健診前に気をつけることはコレだ!

さあ、明日は健康診断です。血液検査に尿検査、バリウム検査、胃カメラ検査、レントゲン撮影、心電図など、検査項目もいろいろです。テレビコマーシャルでも、血糖値がどうの、中性脂肪がどうのと、それらの数値をよくするための医薬品や健康食品などが宣伝されています。それも必要なことがあるかもしれませんが、それよりも大事なことは。健康診断で受ける検査結果が、あなたの健康状態を正しく示しているかどうかです。そのために気をつけることがいくつかありますが、まずは前日の食事について考えてみましょう。

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何時まで食べれば大丈夫

血液検査では、おもに血糖値や中性脂肪・コレステロールの値を測定します。血糖値も中性脂肪も、空腹時のときに測定したものがあなたの正しい数値ということになります。ですから、朝ごはんは食べないで検査をしなくてはなりません。では、前の日の夕食はどうすればいいのでしょうか。空腹の状態にするためには、10時間以上何も食べないことが必要です。翌日の9時に血液検査があるとすれば、単純計算すると、前日の夕食は夜中の11時まで大丈夫ということになります。しかし、夜9時以降に食事を摂るのはそもそも身体によくないのですから、健康診断の前日にはとくに気をつけて、夕食はできるかぎり午後9時以前に食べるようにしてください。健康診断前日の飲み会は禁物です。

このような食事制限の理由は何なのでしょうか。食事を摂ると、即座に血糖値が上がるからです。もちろん、中性脂肪の値も高くなり、「空腹時の血糖値・中性脂肪値」という健康診断で測定すべき数字が変化してしまいます。高い数値が出てしまったら、糖尿病や脂質異常が疑われ、再検査するように指示されたり、場合によっては治療するよう指示が出たりすることがあります。

何を食べてもいい

基本的にはいつも通りの生活をして、それであなたの健康状態を測定するのですから、食事のことをあまり気にしすぎてはいけません。

健康診断の前日だからといって、ふだんとはまったく違う食べ物というのも、考えた方がいいですね。ふだんからこういう食事をしていて、それが血糖値や中性脂肪にどう影響しているのかということを知るのも、健康診断の大事な目標です。健康診断は毎年行うもので、今年の健康診断の結果が通知されるとき、過去のデータも添えられています。この1年間を振り返って、食生活がよい結果を生んだかどうか、あるいは逆になぜ悪い結果になったかを考えるための貴重な資料になります。

食べたらだめな食品

基本的には、何を食べてもいいということですが、糖分が多いものや、脂肪が多いものなどには気をつけた方がいいでしょう。揚げ物や焼き肉、ラーメンなど、カロリーの高い食事は避けて、ご飯と味噌汁、それに魚と野菜などの食事をするのが無難です。アルコールも控えた方がいいでしょう。カフェインも、取り過ぎるとよくありませんので、気を付けてください。

コレステロールには、善玉と悪玉があり、悪玉であるLDLコレステロールは、ショートニングやマーガリンなどに多く含まれるので、これらを使った食べ物である焼き菓子や菓子パン、スナック菓子などはやめておいたほうがいいでしょう。

食べてしまった!どうする

食べたらだめな食品をいくつかあげましたが、食べたら絶対にダメというわけではありません。ただ、前日にどうしても飲み会に付き合わなくてはならず、夜遅くまで暴飲暴食をしてしまった場合には、健康診断のときにそのことを伝えてください。前日の食事の影響が、すぐに血液検査の結果に出るとは考えにくいのですが、ただ、健康診断は血液検査だけではありません。著しい影響がある項目としては、バリウム検査・胃カメラ・腹部エコーなどがあります。その理由は次のようになります。

バリウム検査は、胃の中が空っぽでないとできませんし、胃カメラも、胃に食べ物が詰まっている状態ではカメラが胃の中に入りません。腹部エコーも、超音波を当てた際に食べ物が残っていたら正確な画像診断ができません。

コレステロールは変わる?

コレステロールは複雑な化学物質で、その体内での生成過程もさまざまです。コレステロールを高くする食物と低くする食物などがよく宣伝されていますが、食事によってあまり変化がない、と言っていいかもしれません。ただ、コレステロールが多く含まれる食品は、控え目にしたほうがいいでしょう。総コレステロールの値と、悪玉コレステロールと善玉コレステロールの値のうち、コレステロールの多い食品を取り過ぎたら、やはり悪玉コレステロールであるLDLコレステロールに変化が表れる可能性が大きいでしょう。

おすすめメニュー

3つ程度の軽めのメニューがおすすめです。脂肪分の多い肉よりは魚、食物繊維の多い緑黄色野菜や豆、発酵食品である納豆、オクラや海藻類やキノコなどをうまく組み合わせて料理をこしらえるといいでしょう。塩分取り過ぎには気を付けてください。水分補給も忘れないようにしましょう。コーヒーや紅茶よりも、緑茶やルイボスティーがいいでしょう。

まとめ

健康診断の結果は気になりますが、そのためにイライラしたり気にしすぎたりしたら、帰ってマイナスです。ふだんから暴飲暴食などをせずに、夕食は早めに済ませる習慣を身につけることが大事です。前日の食事は、普段通りの内容で遅くとも9時までには食べるようにして健康診断を受けるようにしてください。

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