修学旅行小学校の持ち物や服装!便利なものからおすすめバッグを紹介

修学旅行の起源は、ヨーロッパの貴族や裕福な市民たちがその子どもの教育の締めくくりとして子どもたちに旅行させたということにあります。19世紀後半にはなんと世界一周などという旅もありました。日本では最初の修学旅行は小学校の最終学年に行われます。これまでに受けてきた教育の締めくくりという意味をもった修学旅行ですから、たんなる遊びのための旅行ではなありません。小学校にも海の学校や山の学校があって、クラスメートたちと宿泊した経験はあることでしょう。

しかし、同じ場所にずっといて水泳の練習をしたり山歩きをしたりする海の学校や山の学校とはちがって、宿泊する場所も移動して毎日違った風景に接するのが修学旅行です。たんなる観光旅行ではなく勉強が目的ですから、それらの風景から学んだことをメモにとっておくということも必要です。なにかと気になる人生最初の修学旅行ですが、楽しく有益に過ごすために気をつけるべきことをあげておくことにします。

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持っていくもの

修学旅行は宿泊する旅行ですから、まずは身の回りのものを忘れてはなりません。歯ブラシにシャンプーなど、ふだん使っているものは持っていきましょう。着替えの下着は宿泊する日数分、それにタオルも数枚用意してください。パジャマは1枚でいいですね。雨が降ったときのためにレインコートと折りたたみ式の傘も必要です。ハンカチとティッシュペーパーもないと困ります。財布はいつも持ち歩くので、2つ折りにできてヒモがついているものにしてください。

修学旅行は勉強のための旅行ですから、学校であらかじめ配布されたパンフレットや旅のしおりなども持っていかなくてはなりません。また、筆記用具やノート・メモ用紙なども用意しておいてください。
学校が主体となった旅行ですから病気やケガなどの対応はできていますので、風邪薬や下痢止めの薬、乗り物酔いの薬や絆創膏などは持っていく必要はありませんが、もしも特別な事情があっていつも飲んでいる薬があるなら、その服用の決まりをきちんと理解したうえで持っていくようにしてください。

あとは、何枚かビニール袋があるといいですね。途中で下着を洗うことなどできませんから、ビニール袋に分けて入れたり、その他いろいろなことに使えます。それから女子は生理用ナプキンを忘れないようにしてください。

ダメなもの

持っていってダメなものをひとつひとつあげるとしたら、あまりにもたくさんあります。例えばナイフや包丁など危険な道具は持っていってはいけませんが、こういうものは最初から持っていこうなどとは考えないでしょうね。小学生ですから、いつもよくやっているゲーム機は持っていきたいかもしれませんが、自宅とはちがって集団生活をしますので、ダメなものの第一候補はゲーム機です。

携帯電話やスマホなども、学校で持っていっていいと決められている場合以外は、持っていってはダメです。友だちに見せびらかすような貴重なものもダメです。何日間かの集団生活をするので、みんなとまったく違うようなものはダメです。化粧品や装飾品なども持っていかないようにしてください。財布は「持っていくもの」に入れましたが、ワニ皮などの高級品はダメです。バックも必要なものですが、ブランド品や高級品とわかるようなバッグはやはりダメです。

便利なもの

貴重品はいつも身につけていられるように、肩掛けのポーチかウェストポーチがあると便利です。

学校からすでに旅のしおりなどが配布されていますが、これから行く場所について書かれた旅行案内書も便利です。その場所の歴史などをもっと詳しく知ることができればいい勉強になります。ただし、旅行案内書のなかには「遊び」の部分か多いものもありますので、できるだけ歴史や文化について書かれた案内書にしてください。途中でお土産を買うことも多いでしょうから、折りたたみ式の布製の袋をバックに入れておくのもいいですね。学校で禁止されていなければ、小さなカメラがあれば便利ですね。ただし、高級な一眼レフなどは持ち運びに不便ですし壊れる危険もありますからやめておきましょう。

バックはどれがいい?

荷物をまとめて入れて持っていくためのバッグですが、旅行用のバッグにはいろいろなものがあって迷いますね。スーツケースにリュックサックにボストンバックなど、どれがいいでしょうか。小学生ですから、まずはリュックサックはいかがでしょうか。これだと両手があいているのでノートを取ったりするのに便利ですし、転んだときにも手が使えますからケガをしないですみます。ただ、いつも背中に荷物があるので、他の人の邪魔になることもあるし、盗難の危険もありますから注意が必要です。

海外旅行だとスーツケースが定番ですし、荷物を整理して持ち運ぶには便利なものです。コロがついていて転がしていけるので、スーツケース自体にかなりの重量があっても気になりません。ただし、小学生の修学旅行にはあまりふさわしくないと結論しておきます。バスでの移動が多いでしょうから、下着などの入った荷物をいつも持ち歩くことはありませんから、そういうものはボストンバックやキャリーバッグに入れておくのがベストです。どうしても手元に持って歩きたいものは、小さなリュックサックか肩掛けのポーチなどに入れればいいですね。

お土産

旅に出るとつい手を出してしまうのがお土産です。小学生の修学旅行ですからお小遣いの金額もいくらまでと決まっています。お土産を手当たり次第に買うなどということはやめてください。ただ、一生に一度きりの旅行ですから、その思い出に何かちょっとしたものを買っておくのは大切です。また、ここまで自分を育ててくれた両親や、祖父母などに自分の旅の思いでの品をプレゼントするのもいいですね。もちろん、その土地の名物のお菓子など家に持って帰って家族で食べるのは最高です。そのときに修学旅行で見聞したものを家族に話すのは、勉強のとてもいい締めくくりになります。

服装

服装はなかなかむずかしいですね。一生に一度の小学校の修学旅行だからとドレスを新調したりしたという話もよく聞きます。ただ、何泊かの集団生活をしますので、あまり目立ちすぎる服装はよくありません。靴も新しいものは、はき慣れていないために靴ずれをおこして歩けなくなったらどうしようもありません。もちろん、一生に一度の旅行ですから、多少のオシャレや気遣いも大事です。「ちょうどいい」という自分なりの基準をここでつくってみる、というのも勉強の一環としての修学旅行の成果と言えます。

あるある

修学旅行にかぎらず親の手元から子どもがしばらく離れるというのは、親にとっても子どもにとっても心配なことです。小学校の修学旅行は子どもが親から自立していく第一歩だと考えてください、ふだんとは違った生活をするために、おねしょの心配など、いつもとは違う緊急の事態への心配もありますが、たとえおねしょをしたとしても、恥ずかしがらずに先生や友だちと相談をして適正に処理するというのも、大事な社会勉強です。

まとめ

修学旅行は小学校で学んだことの総決算というつもりで、服装や持ち物は必要最低限のものにするよう心がけるといいでしょう。ついついあれもこれも持っていきたくなって、とてももちきれない量の荷物になったりしたら、何のための修学旅行かわからなくなってしまいます。お土産もあれもこれもと買いまくるのではなく、旅の思い出や旅で学んだこと感じたことなど、そういうものが小学校を卒業していく人にとっては貴重な宝物になりますから、そういうものをいっぱい持って帰ってくるようにしてください。

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