インフルエンザにかかると出勤停止に!会社に行く?行かないべき

インフルエンザにかかったら会社に行ってはいけない?なんて気になっている人もいるでしょう。インフルエンザを流行性感冒と呼んでいた時代もあります。風邪に似ていて風邪ではなく、風邪よりもずっと症状が重いうえに、インフルエンザ・ウィルスによって発症するので、他人に感染します。学校ではインフルエンザに感染すると登校停止となり、公欠扱いになります。

また、インフルエンザの感染が広がって学級閉鎖や学校閉鎖になることもあります。インフルエンザのウィルスには種類があり、予防接種はどのウィルスが流行するかという予測のもとにワクチンが製造されます。

なお、新型インフルエンザ(A/H1N1)はこれらのウィルスとは別で、これに感染したときには他のウィルスによるインフルエンザと少し扱いが違います。会社員がインフルエンザに感染したとき、出勤停止になるのでしょうか。。

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うインフルエンザ出勤停止の日数と理由

インフルエンザに対してタミフルという特効薬が開発されていますので、医院で受診してインフルエンザだと診断されたらタミフルが処方されます。

インフルエンザに感染したときの典型的な症状は高熱ですが、タミフルを飲むとすぐに熱は下がります。

しかし、ウィルスそのものがまだ体内から排除されたわけではないので、処方した医師の指示通り5日間タミフルを服用し続けなくてはなりません。途中で服用をやめると、薬の作用によってかえって強くなってしまったウィルスが復活してしまいます。

学校保健安全法では、幼稚園児や学童生徒はインフルエンザを発症してから5日は幼稚園や学校に来てはならないことになっています。

大人の場合は、このような法的な規制はありませんが、インフルエンザを発症していたら他人に感染させてしまう危険がありますので、学校の生徒に準じてインフルエンザを発症して5日間は自宅待機すべきです。また、熱が下がってもまだ完全にインフルエンザのウィルスを退治したわけではないので、解熱後少なくとも2日間は様子を見てください。

インフルエンザから仕事復帰できるまで

インフルエンザに感染してもしばらくは潜伏期間があります。この1~3日間の潜伏期間はインフルエンザの症状が出ないので注意が必要です。

このあと38℃以上の高熱が出て、全身に倦怠感が出てきますから、もう仕事どころではありません。熱が下がっても、咳が出たり痰が出たり、それに、しばらく高熱が続いたら体力が消耗してしまっていますから、健康状態に戻ってもまだ仕事をバリバリこなせるだけの体力は戻っていません。

出勤停止は解除されたとしても、仕事に本格的に復帰できるのはインフルエンザに感染してから5日くらいはかかります。無理しすぎないことが大切です。

インフルエンザの症状とは?

インフルエンザの症状は風邪と似ているのですが、風邪とは違ってウィルスによる感染症ですから、症状は重くしかも長く続きます。場合によっては生命の危険もありますので、注意が必要です。しかし、感染当初はウィルスの潜伏期間があるために症状が出なかったり、ウィルス検査をしても陰性になることもあります。

1~3日の潜伏期間のあと突然38℃を越える高熱が出て、全身の倦怠感や食欲不振が起こります。咳や鼻水や喉の痛みのような部分的な症状が先に出る風邪とはそこが違います。

このような全身症状のあと、風邪と似たような咳や鼻水や喉の痛みが現れます。これを呼吸器症状といいます。風邪は風邪の細菌が呼吸器から体内に侵入しますので、まずこの呼吸器症状から始まります。そこがインフルエンザと風邪の違いです。

インフルエンザではさらに、腰が痛くなったり吐き気がしたりすることもあり、これを消化器症状といいます。

インフルエンザの症状をまとめますと、高熱から始まり、全身症状、呼吸器症状、消化器症状の順に症状が変化するということになります。

ふつうは10日くらいでこれらの症状は治まるのですが、肺炎を起こしたりインフルエンザ脳炎になったりすると大変なことになりますし、インフルエンザには特効薬もありますから、高熱が出たらともかく受診してください。

インフルエンザの予防は大事だよ

風邪は寒い季節だけではなく年中かかる病気ですが、インフルエンザは11月から12月頃から始まり、1月から3月にピークを迎えます。インフルエンザ予防にはワクチン接種がありますから、流行する前にしておくといいでしょう。

しかし、流行するウィルスの種類を予測してワクチンは製造されるので、この予測がはずれたり新型ウィルスが流行したりすると、ワクチンはほとんど効果がありません。

インフルエンザのウィルスには2つの感染経路がありますので、それに注意してください。1つ目は飛沫感染といって、インフルエンザに感染した人の咳やくしゃみによって起こる感染です。外出するときにはマスクをしてこれを防ぐとともに、帰宅したときには必ずうがいをしてください。

2つ目は接触感染といって、インフルエンザのウィルスがドアノブや電車のつり革など、いろいろな人の手が触れる場所にいて、そのためにウィルスを皮膚に付着させて起こる感染です。ただし、皮膚から直接体内にウィルスが侵入することはないので、手をこまめに洗ってください。そうすることで接触感染は防げます。

また、免疫力が高いとインフルエンザのウィルスに抵抗してくれますので、ふだんから体力をつけておくことが大切です。十分に睡眠をとり、規則的な生活をするとともに、バランス良く栄養をとって体調管理をしてください。また、ストレスによって免疫力が低下しますし、インフルエンザのウィルスは乾燥を好むので、部屋の湿度に注意することも大切です。

まとめ

インフルエンザに感染すると、家族や同僚など近くにいる人にも感染させてしまうことがあります。ですからインフルエンザにかかると出勤停止という事態になってしまうこともあります。

このとき、給料がその分差し引かれたり、勤務状況が悪いと判定されたりすることもありますから、インフルエンザになったら会社を休めばいいなどと甘く考えないでください。インフルエンザと風邪の症状の違いに注意して、感染したらすぐに医師の診断を受けるとともに、ふだんの生活でインフルエンザの感染を予防してください。

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