幼児にインフルエンザの薬はいいの?座薬の使用は?気になるママへ

インフルエンザにかかった幼児に薬を使っていいのか心配な人も多いようです。医薬品には必ず副作用があります。幼児は大人よりも抵抗力が弱いので、この副作用が強く現れることがあります。インフルエンザの特効薬とされているタミフルの副作用についてはすでに事例があります。体力もなく抵抗力も弱い幼児の場合、高熱が出るインフルエンザにかかったら大変です。

そのままにしておくのも危険ですから薬を使うしかありません。タミフルのほかにインフルエンザに効く薬はあるのでしょうか。また苦いタミフルをどのようにして幼児に飲ませればいいのでしょうか。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

インフルエンザの薬

インフルエンザの薬としてはやはりタミフルを最初に挙げるべきでしょう。これは飲み薬ですから、1日3回5日間、必ず飲みきるようにしてください。たしかにタミフルはインフルエンザにかかった場合にはよく効きます。タミフルを服用するとインフルエンザの症状がすぐに軽減されますが、これでもう治ったと考えないで、医師に処方されたタミフルは1錠も残さずに飲みきってください。

世界で最初にインフルエンザの治療薬として開発されたのがザナミビルで、商品名としてはリレンザですからリレンザとして知られています。これは飲み薬ではなく吸入薬で、1日に2回吸入します。同じ吸入薬にはイナビルというものもあり、これは1日1回の吸入です。ただしA型とB型のウィルスには効果がありますが、C型には効果がないということです。

口から薬を飲むことができず、また吸入もできない人には点滴薬のラピアクタがあります。幼児の場合は、体重1kgに対して10mgを15分以上かけて静脈に点滴します。

タミフル

吸入薬のリレンザもイナビルも点滴薬のラピアクタも、病院の治療室でないと使用することができませんが、錠剤のタミフルは病院で処方されたあと自宅で服用できますので、ある意味ではもっとも手軽なインフルエンザの治療薬です。タミフルはインフルエンザのウィルスの増殖を抑える効果があります。ウィルスは細菌とは違って生物ではないので死滅することはなく、増殖するかしないかが問題なので、増殖を抑えることができれば、インフルエンザの症状は治まってきます。

タミフルの注意点ですが、タミフルを飲んだために子供が異常行動をしたという事例があります。この異常行動の問題の原因がタミフルだけにあったのかどうかについては、疑問もあります。ただし、タミフルを服用することで嘔吐などの副作用はたしかにあります良薬口に苦しということわざがありますが、タミフルはまさにその通り苦い薬なので子供には飲みにくい薬です。まして幼児ともなると飲ませるのは大変です。

タミフルには速効効果があり、病院でもらってきた薬を飲みきらないうちに治癒したような状態になります。医師や薬剤師から必ず薬をすべて飲みきるようにという注意があるかと思いますが、症状が治まってもタミフルの服用を続けてください。

薬を飲みきる理由は、途中でやめてしまうと耐性を持ったウィルスができてしまい、それが再び増殖してしまうからです。たとえ症状が治まっても、ウィルスを完全に体外に排除できるまで薬を飲みきらなくてはなりません。また、風邪は人にうつすと治るという言い方があるように、タミフルによって弱ったウィルスが他人に感染することもあるのです。

薬を飲まない場合

タミフルは苦いので、幼児に飲ませるのは一苦労です。そんなとき甘い飲み物といっしょに飲ませるといいでしょう。タミフルと相性がいい飲み物は、オレンジジュース、イチゴ味のヨーグルト、チョコアイス、スポーツドリンクです。一方相性の悪い飲み物は、リンゴジュース、バニラアイス、乳酸菌飲料でます。

チョコアイスがよくてバニラアイスがいけないということは、チョコレートに含まれるココアが相性がいいということです。タミフルをココアと混ぜて薬の苦みを消したうえで、お薬が飲めたねと言ってほめてあげると、幼児はこれが薬の味なのだと思ってそのうち早くお薬ちょうだいなどと言うようになるかもしれません。必殺テクとしては、無糖コーヒーの顆粒を薬だと言って飲ませますと、幼児はその苦さを嫌って飲みません。

それで今度は本物の薬を、じゃあこれで許してあげると言って飲ませるのです。コーヒーよりは苦くないのでなんとか飲んでくれるでしょう。どうしてもタミフルを飲んでくれない場合は、医師と相談して点滴薬のラピアクタを使用してください。

座薬を使っていい?

幼児が高熱を出したとき、座薬を使用してその熱を下げることがあります。高熱が長く続くと体内のタンパク質が凝固する危険が高くなりますし、体力も消耗するので少しでも早く熱を下げて上げるというのが一般的です。しかし一方、なぜ熱が出るかというと、それは体内でウィルスと戦っているからなのです。座薬を使用すると熱が下がりますが、そのために体内でウィルスと戦えなくなりますから、インフルエンザの場合、座薬を使うのはダメです。

高熱を出している幼児を見ていると辛そうですから、なんとかしてあげないとと心配するのが親心です。それに高熱が長く続くと生命の危険も高くなりますから、やはりこの熱は早く何とかしなくてはなりません。高熱が続く場合には、座薬は使わないで、お医者さんに行ってください。飲み薬のほかに吸入薬や点滴薬もありますから、適切な対応をしてもらえます。

まとめ

インフルエンザにかかったら高熱が出てしまうので、あわててしまいます。座薬を使って熱を下げるのではなく、体内に侵入して増殖しているウィルスをなんとかしなくてはなりません。タミフルやリレンザなど抗ウィルス薬がありますので、医師に処方してもらうのが一番です。ただタミフルは苦くて幼児はなかなか飲んでくれませんので、そこは一工夫する必要があります。途中で症状が良くなっても、タミフルは最後まで飲みきってください。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする