風邪を早く治したい人へ!鼻水が止まらない困っている人への対処法

鼻水を早く治すにはどうすればいいのでしょうか?これまでに風邪を一度も引いたことのない人はいないでしょう。われわれにとってもっとも身近な病気が風邪ということになりますが、風邪はその原因もいろいろならその症状もいろいろです。

クシャミをしたら風邪の引き始めという俗説がありますが、鼻水がズルズル出るようになったらもう間違いなく風邪です。風邪の症状の典型の一つであるこの鼻水は、どんな原因で出るのか、またどうすれば早く治すことができるのでしょうか。

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風邪の症状

風邪の症状はいろいろありますが、まず体がだるいということが挙げられます。もちろん疲労のせいで身体がだるいということもありますが、体がだるいというのは体調不良の最初のサインです。

英語で風邪を引いたは”I have a cold.”ですが、なんだか寒気がして体がブルブルと震えるのは風邪を引いた証拠です。悪寒に注意してください。

クシャミ・鼻水・鼻づまりという3点セットも風邪の典型的な症状です。クシャミをした人に対してドイツでは”Gesundheit!”(ゲズントハイト)と声をかけるのが習慣になっていますが、この語は健康という意味で、クシャミをした人に健康に!と声をかけるのです。

クシャミそのものはまだ風邪とは言えませんが、鼻水がズルズル出るようになったり、鼻づまりを起こして鼻で呼吸できなくなったらもう風邪です。せきをするのも風邪の典型的症状です。

これは、喉から体内に侵入しようとしている細菌を排除しようとする身体の抵抗です。喉の痛みが出始めたら、細菌がもうそこまできてしまったということになります。頭痛は風邪のほかいろいろな原因で起こりますが、風邪の典型的な症状の一つでもあります。

鼻水が出る原因

風邪の原因はいろいろだと書きましたが、実は9割以上はウイルスによる感染だと言われています。細菌は生物ですが、ウイルスになると生物と無生物の境界線上にあるモノで、細菌のように死ぬことはありません。

100種類以上のウイルスが存在しており、これらが体内に侵入して増殖すると、いろいろな症状が現れるのです。呼吸は鼻または口から空気を吸い込み喉から気管支を通って肺に行きそこで酸素と二酸化炭素とを交換して、ふたたび鼻または口から二酸化炭素が多く含まれる息を出します。

鼻と口と喉には感染防止のシステムがあり、外部から侵入した異物や細菌やウイルスを粘液で付着させ、繊毛運動によってその粘液を体外に排出します。鼻水は鼻腔から排出されるこの粘液ということになります。

ですから鼻水には異物や細菌などが多く含まれていますので、できるだけティッシュなどで鼻水を拭き取ってください。鼻水は防御システムにより出るものですから、鼻水が出たからといって下手にそれを止めてしまわない方が良い場合もあります。

風邪と鼻水の治し方

鼻を乾燥させてはいけませんから、まずは保湿に心がけてください。それと同時に体を温めることも大切なので、風呂に入ると一石二鳥です。暖かい風呂に入って体を温め、浴室に満ちた蒸気で鼻や喉を保湿することができます。体を温めるという意味では、葛根湯や生姜湯を飲むのもいいでしょう。

葛根湯は漢方薬ですが、対症療法の薬品とは違って身体を温める作用をします。また、たまねぎの効果も忘れてはいけません。たまねぎから発散する硫化アクリルの効果により鼻水が治りやすくなりますから、たまねぎを枕元に置いて寝るのをお勧めします。

丸ごとそのままではなく、適当に切ってお皿に入れて枕元に置いてください。いろいろな風邪薬が市販されていまが、風邪薬という名前が付いていてもそれは風邪そのものを治す薬ではありません。

風邪のさまざまな症状を緩和するのが風邪薬なので、鼻水を抑えたい場合に効果のある風邪薬を選んでください。ただし、眠くなったり胃を荒らしたりすることがありますので注意してください。

漢方薬の葛根湯などは体温を上げて免疫力を高める働きをするので、風邪の引き始めには効果があります。また鼻水には小青竜湯が効きます。鼻水に効果のあるツボには、目が疲れたときに思わず指で押さえてしまう清明があります。目と鼻の境目です。小鼻の左右にある迎香というツボもあります。

やっちゃダメなこと

酒やタバコはやめてください。それから激しい運動もダメですし、長風呂もやめてください。鼻水が出て困るときに風呂に入るのは良いのですが、長時間風呂に入るのはダメです。

鼻水が止まらない時の対処法

鼻水が止まらないときの対処法としては、体を温めることが第一です。そして必ずマスクをして鼻を保護してください。外出したら必ず手洗いとうがいをして、これ以上細菌やウイルスを体内に入れないようにしてください。

また、外出する場合はできるだけ人混みは避けるようにしましょう。睡眠を十分にとって体力の回復をするよう心がけてください。水分補給も忘れてはいけません。鼻水が出ているために鼻が湿っているように感じられますが、十分に保湿するよう注意してください。

風邪の症状が続く場合は病院へ

鼻水が止まらないとか鼻が詰まってどうしようもないなど、いつまでも鼻の調子が悪い場合は病院に行って検査を受けてください。副鼻腔炎や鼻炎の可能性があります。それはもう風邪ではありませんので、専門医の治療を受ける必要があり、場合によっては手術をすることもあります。

さらに鼻茸あるいは鼻ポリープと呼ばれる腫瘍が鼻の中にできている場合もあります。それはやはり専門医の治療を受けるとともに手術によってその腫瘍を除去しなくてはならないこともあります。

まとめ

呼吸が止まったら死んでしまいますから、われわれは必ず呼吸をしています。空気は鼻または口から気管を通って肺に入ってくるのですが、ふつうは鼻で息を吸い込んだり吐いたりしています。

外気と触れることがもっとも多いのが鼻なので、外から侵入してくる細菌やウイルスを防御するシステムが鼻には完備されていますから、クシャミをしたり鼻水を出したりして防御しようとすることがあります。鼻水が出始めたらすぐに適切な対処をしてそれ以上風邪をこじらせないよう注意してください。

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